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2015年10月20日

仕事の流れ

本日から 貴志川の家のリフォーム工事に入りました

縁側のサッシの入れ替え工事と縁側の縁甲板の張り替え工事です。

6坪ほど桧の縁甲板を施工します。 下地から一部やり直しになります

雨戸の戸袋もアルミに変わるので 撤去になります。

今週週末までの工期で仕事を進めますが。

今回のリフォームは この間完成した 貴志川の家2の施主様の奥さん

の実家になります。 来月には旦那さんの実家のリフォームも工期一か月

の予定で着工します。 岩出の清水の家2の施主様の実家もエクステリア工事

入らしてもらっています。 来月もう一軒 会でさせてもらった家のリフォームも

着工します。新築も現在させてもらっていますが  粉河の物件はもう一人の現場

担当が責任をもって進めてくれていますので。

来月の末 地鎮祭して 新築物件が岩出でかかるので 着工するまでに

ご紹介して頂いた現場は 仕事の流れを考え 今の時期きっちり

施工させていただき対応しようと思っています。

仕事をさせていただいた 施主様から 紹介いただくこと

ただひたすら 感謝です。

(戸袋解体中の乾棟梁です)

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著:前田純(株)和秋建設


2015年10月19日

木の住まいづくり。

木と言っても、今日は「樹」のお話しです。
うちの事務所では、住宅には少しでも良いので植栽スペースを設けられるような計画を行い、
住まい手さんに緑ある空間の提案をさせていただいています。
もちろん住まい手さんの状況により、提案できない場合ありますので、
丁寧にヒアリングを重ねて、ご説明をさせてもらってからの採用になります。
今回は中庭と玄関アプローチ先の塀にある緑スペースへの提案で、
家の計画図が出来た段階から、施主様と庭屋さんに模型を見てもらい、
イメージをお伝えしていました。
そして先日、採っておいてもらっていた樹を確認するため、庭屋さんへ行ってきました。
イメージに良く合った樹を用意いただいていて、庭に入った時には、
きっと豊かな住空間を更に良く演出してくれるだろうと思います。
▼ 良い枝ぶりの株立。樹種は違いますが、葉裏と空のコントラスト。よい感じです!

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著:SIMS建築設計


2015年10月17日

ユニットバス施工 

有功の家ですが 本日ユニットバス設置しました

メーカーはTOTOです。いろんなメーカーがありますが

ユニットバスに関しては TOTOを使う場合が多いです。

ベランダの防水工事も進み  大工さんは断熱材入れに

入ってきています。外部も防湿シート(タイベック)貼り

完了しました。 来週の週末くらいから外壁の工事に

かかっていきます。 今回は外壁は金属系のサイディングで

今年の4月に出た ケイミュー株式会社の

スタイリッシュライン柄で施工する予定です。

太田板金さん宜しくお願いします。

また明日午後から 施主様とキッチンの最終確認に

クリナップのショールームへ一緒に行く予定に

なっています。 キッチン周りで使う名古屋モザイクの

タイルの打ち合わせと浄化槽の補助金の話も一緒に

しようと思っています。

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著:前田純(株)和秋建設


2015年10月16日

有功の家中間検査

今日は有功の家の中間検査をおこないました。木造住宅は確認申請の中間検査

と性能保証の中間検査が義務づけられています。午前中は性能保証の検査でGIO

という検査会社の担当者が現場に来て検査をします。午後からは確認申請の検査に

来てくれます。私の方で設計事務所の検査も行いますので3人の目で検査をすることに

なりますので検査を通れば完璧です。

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GIOの担当の人が検査しています。

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柱の上下に金物を設置しています。隙間には断熱のウレタンを吹いて隙間風を無くします。

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地震に強くするために外壁側にハイベストウッドという強度のある板を貼っています。

この家は長期優良住宅なので耐震等級3の仕様になっているのですがこのハイベストウッド

で強度を確保しています。




著:瀧川 嘉彦瀧川建築デザイン事務所


住宅を設計するとき

私が住宅を設計するとき、一番最初に考えることは「この土地でどこが一番気持ちよくいられる場所だろうか」ということです。そこに家族が集まる中心となる部屋を置き、その部屋から他の部屋へとつながっていくように考えていきます。

では、一番気持ちのいい場所とはどういう場所でしょうか。私は、その部屋の窓からプライバシーを気にせずにゆっくり外の景色が眺められるような場所だと考えています。それぞれの物件でいろいろ違うと思いますが、今回は「桜の見える家」(自邸です)で私が考えたことをお話しします。
自邸10.16
まず敷地を見たときの一番いい場所、それは南にある道沿いの桜並木の緑道です。その向こうにカーディーラーがあり、高い建物が無い為、かなり遠くまで見渡せます。この桜が見える場所に家の中心を置き、いつも空と緑が眺めるようにしようと考えました。道からの視線は塀をつくってさえぎり、プライバシーを確保するように考えました。塀の高さは、ダイニングに座ると塀越しに空と緑しか見えない高さで、できるだけ低くなるように、工事中現場で決定しました。リビングの吹き抜けを介して、2階からも景色が見えるように、2層分の大きな木製サッシを設置しました。これで家の中心になる、気持ちがいい場所ができました。

実際住んでいつも感じていること、それは、「空しか見えないことがこんなに気持ちのいいことだったのか」ということです。緑道の緑にも心癒されますが、空が見えることが一番良かったと思います。家族も同じように感じているのか、それぞれ別のことをしながらも、自然とリビングに集まっています。我が家の一番気持ちのいい場所になっています。




著:山野 公嗣 スペースデザイン


2015年10月13日

受け継がれる『想い』

今年、開創1200年で賑わう高野山の玄関口『高野口町』
その町の正に玄関口である『高野口駅』の前に建つ、
元旅館『葛城館』(かつらぎかん)をご存知ですか?

明治後期に建てられた木造三階建てで、二方面が硝子張り
の繊細かつ大胆で、迫力有る姿が人の目を引き付ける魅力
的な建物で、2001年に国の登録有形文化財に登録されてい
ます。

残念ながら、今は営業されておらず、普段は中に入らせて
頂く事が出来ないので、機会があれば是非、中も見学させ
て頂きたいと常々思っていたのですが、『和歌山サローネ』
の会場の一つになっていると言う事で、少し足を伸ばして
見に行って来ました。
(※公開期間は10/12で終了してます)

二方向硝子の建具が入っただけの開放感ある木造三階建て
の外観、圧巻でしょう?いつ見ても見惚れてしまいます。
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葛城館の前に建つ『高野口駅』も情緒ある木造駅舎です。
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中には歴史を感じさせる貴重なものが沢山、ワクワクです^^
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展示されている作品も空間の魅力を引立ててました。
(これ、建物メインの目線ですよね、芸術メインの方だと
空間が作品を引立てるとかって書き方をされるハズ)
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住まい手さんに貴重なお話しを色々聞かせて頂いたのですが、
数年前に大掛かりな改修をされて、長年放置されていた建物
を蘇らせたそうです。かなりの大きさなので、後ろ半分は潰
して住居として建て直し、前半分を家起しをして建築当初の
姿に戻されたそうです。

それには、想像以上のエネルギーと時間とお金が必要だったと
思いますし、これから維持していくのも簡単では無いでしょう。
それでも住まい手さんを突き動かしたのはなにか?
それは「自分達の代で、この建物を壊す訳には行かない」との
想いだそうです。

古い建物は当然老朽化していますし、耐震性等にも不安があり、
良い建物だから残すべきだと言うのは簡単ですが、現実的には
かなり難しく、残念ながら残る建物より取り壊される建物の方
が断然多いのが現状でしょう。

それでも、残す道を選ばれた『葛城館』が、これからも沢山の
人に愛され、町のランドマークとして受け継がれていく事を願
っています。

建物をつくる側の人間として、自分達がつくり出す建物が、人
に愛され続けて貰えるだけの魅力あるものになるよう、日々
切磋琢磨して行きたいと、改めて思わせて頂きました。

念願の内部見学&芸術鑑賞、満喫させて頂きました。
展示されている作品と空間の相乗効果、素晴らしかったです^^




著:山中 淳想建築工房