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2017年6月11日

貸家バブルの時代

先週の7日の毎日新聞に気になる記事が載っていました。

地方銀行の個人向けアパートマンションの建設融資額が

過去最大になったそうです。(ここ7年間で8.8兆円から13.8兆円)

都市銀行は減っているみたいですが 合わしても7年間で2.6兆円増えて

総額で22.4兆円のお金をかけて賃貸住宅が全国で建設されている

見たいです。 どうしてこんなところに賃貸住宅が建っているのだろうと思う

ような場所にも私たちが住む和歌山でも見かけることがありますが。

昨年1年間で県の人口が1%減った現状を考え 空き家率も全国3位

の和歌山の今を思い先のことを考えると

建築関係の仕事をしてる人間としては 先の時代で行き詰ってしまうような

気がします。金融機関も貸し出す相手がなかなかないために

安易にそちらの方向に行くのだと思いますが。

空き家増大 15年後には3戸に1戸が空き家になると言われています

人口減少も深刻な問題です。

地方都市である私たちが住む和歌山市ですが

できるだけ 市街化区域内の中心地に人を寄せて 住みやすくまた

住めるように考えていかないと (コンパクトシティ化)していかないと

地自体としても健全運営が行く先できなくなるのではないのかと思ったり

します。かといって何ができるか考えても 一人ではどうすることもできないので

少しずつ声を上げてみんなと中心地の活性化のことも考えて(建築でできることなど)

やっていけたらと思っています。

 




著:前田純(株)和秋建設


2017年6月8日

新規の新築工事の打ち合わせ

木の家をつくる会に来ていただいている お客様から

実際 建てるところの敷地を見に来てほしいとの連絡が

入りました。 現場の構造見学会などに熱心に足を運んで

いただいたお客様です。

設計のスペースデザインの山野さんと 新築の建物を建てるための

敷地のロケーション(まわりの建物や道路の関係)や敷地の高さ(レベル)

を測定させていただきました。また敷地の方位などを調査した後に今後打ち合わせに

入っていくためのたたき台のプラン図作成のために要望や家族構成や

今後建てる家についての要望など聞かせていただきました。

ちょうど高速道路を使って一時間くらいの場所でした。

帰るときに去年の年末に引き渡していた堺の現場も近くだったので

顔を出させていただきました。

問題もなく快適に生活されているとのことで安心しました。

ハジメの一歩で依頼をいただいてからのスタートになります

信頼関係を保ちながら 要望をかなえながら質の高い家を目指せたらと

山野さんと話をしながら和歌山へ戻ってきました。

(岸和田サービスエリアでトイレ休憩です)




著:前田純(株)和秋建設


2017年6月5日

6月の小さな紀州材フェア 無事終了しました。

土日にりんくうイオン泉南店で開催させて頂いた『小さな紀州材フェア』
お陰様で無事終了致しました。

私は2日目の日曜日が担当でした。
週末のイオンは流石の人の多さででしたが、正直前半はその人の多さに
反して足を止めて頂ける方が少なくって。。

でも夕方から多くの人に足を止めて頂き、私たちの話しに熱心に耳を傾けて
頂きました。

お休みの日曜日、ご家族でお出かけの貴重な時間を頂き感謝の気持ちで
一杯です、有難うございました。

参加メンバーの話題はもっぱら、省エネ基準の見直しによる断熱性能の話し。
住み心地、耐久性、コスト、施工性等々、話題は尽きません。
全ては住まい手の為により良いものを提供する為の議論。
意識共有や情報共有が出来るのも会ならではの魅力です。




著:山中 淳想建築工房


2017年6月2日

大工さんの力 (技)

いつも思います。家づくりを進めていくうえで

大工さんの力 (技)がなければ私たちの家づくりは

成立しません。

墨付けをして 手加工をして 現場で棟上げして

内装(造作)工事にかかってからも

造作材を加工したり 削ったりして ドアの枠 窓の額縁

巾木 などを現場で作っていきます。

メーカーの既製品を使えば 現場で加工したりはしなくて

いいのですが 床板を杉の30mmの板で施工する場合などは

その他の材も 杉とかになり 大工さんの手が加わり

匠の技で仕事を進めてくれてます。

納まりなども 設計 施工 大工さんと3者で打ち合わせしながら

確認しながら少しづつ前に進んでいます。

現在の現場ではあまり見なくなった カンナやノミを現場で研いで

刃物キレをよくしたうえで大工さん木材の加工をしてくれます。

その時に、 かんなくずやおがくずなどたくさん出ますが

木材の温かみに触れながら (香りも含め)

大工さんの力(技)に感心しながら、いつも仕事をさせてもらっています。

 




著:前田純(株)和秋建設


2017年5月30日

建築工事費について

お話をさせていただいた方から、「木の家をつくる会」で家を建てたらいくらぐらいかかる

のですかと質問を受けました。

会の仕事が気に入って進めていきたいが、費用が気になって前に進みにくいようでした。

私は40坪ぐらいのお宅で、坪単価70万前後(税抜)ぐらいですよ、とお話しします。

内容にもよりますが、総額2800万前後ぐらいではないでしょうか。

ただ、工事金額は坪あたりいくらで決まるものではありません。

たとえば、1㎡あたり5,000円の床材を33㎡(約20帖)のLDKに張った場合、床材の値段

は165,000円になります。

これは材料だけですので、大工さんの手間賃を加算した金額が床の材工価格になります。

床材の品物が変われば当然金額も変わります。

床材以外の材料も同じですので、使用する材料によって、総額も変わります。

本来、建築の金額は坪いくらではなく、一つ一つの工事金額を積み上げて集計したものが

建物全体の工事金額になります。

結果的に、総額2800万円で40坪のお宅は、坪単価が70万でした、ということになります。

会では一つ一つの項目をすべて積み上げて見積りしますので、基本的に一式いくらのよう

なブラックボックスみたいにわからないものはありません。

お客様には品質と、金額を納得していただいて最終決定していただけると思います。




著:山野 公嗣 スペースデザイン


2017年5月27日

梶取の家 新築 進捗

梶取の家は大工さんが頑張って 仕事を進めてくれています。

外部の方も サイディングの施工が完了して

コーキング施工 軒天塗装 の順に進んでいきます

床のフローリングも 施工開始しました

壁のボード貼りも並行して進んでいます。

玄関ポーチのタイル、クロス クッションフロアの

カタログも渡してあるので 見といてもらった上で

次回現場で打ち合わせして サンプルをとる品物を

一緒にピックアップしようと思っています。

6月に入ったら システムキッチンの据え付けも

行うように用意してあるので、日々現場が進んでいくのが

わかります。




著:前田純(株)和秋建設