地震に備える事の大切さ

昨晩大きな地震が熊本県でおきましたね、お住まいの地域は
大丈夫でしたか?

私の住む近畿地方では大きな揺れは感じませんでしたが、震源地の
熊本では最大震度7の揺れ、余震も多く死者も出て、甚大な被害が
出ているようで、夜遅くの地震でしたから、これから本当の被災状
況が判てくるのでしょうね。

このような際の適切な言葉が中々思いつかないのですが。。

地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

また、これ以上被害が広がらない事を願っています。

 

地震が起こると職業柄、建物の被害状況がどうしても気に掛かります。

地震の被害といえば、家屋の倒壊による被害、木造家屋が倒壊した
画像が新聞やニュースで多く取り上げられる事からか、木造は鉄骨造
や鉄筋コンクリート造に比べて耐震性が低いと思われている方が多い
ようです。

でも、けしてそういう事ではありません。

倒壊している木造家屋は古い物が多く、地震に耐える壁が不足して
いたり、壁が配置される位置が悪かったりしているのです。

きちんと検討して建てられた建物は構造に関係なく地震に耐えてく
れます。

但し、建物の耐震性を考える基準は、人の命を守る事を基準に決められ
ているので、大きな地震でも倒壊はしなくても、被害は出る事もありま
すし、家具の転倒による被害も多いので過信は禁物ですよ。

偶然ですが、今朝仕事場に来るとデスクの上に、昨晩帰る前に書きかけた、
『木造耐震診断業務への参加意思等の確認について』がありました。

早速、参加するに○を付けてFAXしました。

毎年、多くは無理なのですが、仕事の合間に数件調査をさせて頂いて
います。

耐震診断参加意思

耐震改修を行なうには、行政の補助金があるとはいえ、費用が掛かるので、
診断結果が悪いからと、どなたでも直ぐに改修出来る訳では無いと思いま
すが、今自分達が住んでいる建物の状況を判って頂く事だけでも、命を守
る事に繋がるのでは無いかと思い、微力ながら参加させて頂いています。

家はあなたやご家族の安らぎの場で、生活を守る大きな器です。
でも、災害時には凶器に変わる可能性も有ると言う事を理解頂き、日々の
備えを行なって頂ければと思います。

また、新築される時にも、素敵なキッチンも大きなお風呂も魅力的ですが、
骨組みをしっかりとつくる事の大切さもご理解ください。

たとえばなし

設計事務所が住まいづくりでお役に立てる事についてのお話し。
木の家の設計については、他の設計メンバーが書かれているので、
少し視点を変えて。

この前のブログで少し触れましたが、先日の勉強会のリハーサルで
「判り易い」ってお褒め頂きながら、すっ飛ばしちゃった例え話。

あなたは熱が出てしんどい時にどうしますか? 風邪引いたと思って
薬局に行って、風邪薬を買いますか?それとも、病院に行ってお医者
さんに症状をお話しして薬を出して貰いますか?

どちらにしても“薬”は手に入りましたね、もしかしたら同じ“薬”かも
知れないです。でも、その薬を手に入れるために取った行動はまるで
違います。

Aさんは自分で症状を判断して、自分に合うであろう薬を手に入れた。
Bさんは自分で判断せずに、病院に行って自分の症状に有った薬を
処方して貰った。

Aさんの行動力は素晴らしいですね。でも、もしかしたらAさんの
病気は風邪では無くて、他のもっと恐ろしい病気なのかもしれない。。

Bさんはただの風邪で、わざわざ病院に行く必要の無い程度の病気
だったかも知れない、でもそれは病院で診察して貰ったから判って
事ですね。Bさんはお医者さんに診察して貰い、安心して処方して
貰った薬を飲む事が出来たと思います。

私達設計者がお役に立てる事は、お医者さんの役割に近い処が有り
ます。かっこいいデザインの家を設計する事も重要な事ですが、建主
さんのお話しに耳お傾け、その人、そのご家族の為の処方箋(設計)
をつくり、判りやすく説明して、納得、安心して住んで頂ける住まい
づくりのお手伝いをさせて頂く事が重要な役割だと思います。

100の家族があれば、そのご家族に合った住まいは100通りです。
趣味趣向、家族構成、土地の条件、生活スタイル、将来設計、大切
にしたい事。考えなくっちゃいけない事は沢山あります。それらを
一つ一つ紐解いて、納得して設計を進めていく、現場が始まっても
一緒に考えながらつくり上げていく、あなたの為、ご家族の為だけ
のオンリーワンの住まい、一緒につくりませんか。

桜森町の家 想建築工房

木の家づくり勉強会を終了して

先日予告させていた通り、日曜日の木の家づくり勉強会で
お話しさせて頂きました。

久々の勉強会でしたし、私自身人前でお話しさせて頂くの
が久々だったので少し緊張しましたが、木造住宅の利点や
木の家へのこだわりや自然素材の魅力とメンテナンスの事、
そして施工と設計を分けて設計者が工事期間も監理として
関わる意義についてお話しさせて頂きました。

持ち時間は30分、リハーサルでは良い感じでしゃべれた
んですが、本番は調子に乗ってしゃべりすぎたのか、緊張
で話しが迷走したのか、少し時間オーバー。。
リハーサルで受けの良かったお話しをすっ飛ばすと言う、
残念な結果でしたが、お伝えしたかった家づくりを始める
前に知って頂きたい事や、私達のこだわりや想いは十分に
伝える事が出来たと思います。

私の後に施工担当の前田さんが、ローンや建築費以外に
必要なお金のこと等の話しをしてくれたのですが、こちらも
皆さん熱心に聞いて頂き、気になるところはメモを取られて
いました。

勉強会は正直、多くの方に起こし頂ける事は少ないので
すが、その分、ゆっくりとお話しさせて頂ける時間を取れ
るので、充分に会のこだわりや想いをお伝え出来ますし、
家づくりへの不安や疑問に丁寧にお答えする時間が取
れる良い機会だと、今回久々に勉強会をさせて頂いて
改めて思いました。

今後も、もっともっと皆さんに役立つ情報をお伝え出来る
勉強会を開いていきたいと思いますので、その際には
是非ご参加ください。

最後になりましたが、今回の勉強会にご参加頂いた皆様、
有難う御座いました。

木の家をつくる会勉強会

あすの勉強会でお話しさせて頂きます。

いよいよ明日開催の勉強会、お申し込み頂けましたか?
とても素敵な住まいづくりの参考になる本「リンゴのような家」
のプレゼントもありますし、住まいづくりを始める前に知って
おいて頂きたい情報が万歳、是非ご参加くださいね。

おっと、申し送れました、私は今回の勉強会で設計の立場から
お話しさせて頂く事になっております、

一級建築士事務所 想建築工房 主宰 山中 淳

と申します。

建築の構造には鉄筋コンクリート造や鉄骨造など、一般的には
木造よりも長寿命で地震に強いと思われている工法があるのに、
何故木造なのか?更になぜ地元和歌山の木にこだわるのか?

家なんて自分でも間取り書けるんだから、わざわざ設計事務所
に設計して貰う必要ないじゃん!!って仰る方も多いかもしれ
ませんが、何故木の家をつくる会では設計事務所が設計を担当
するのか?いったいどこが設計施工の工務店やハウスメーカー
で建てる家と違うのか?

そんなお話しを30分程お話しさせて頂こうと考えております。

お会いできる事を楽しみにしておりますので是非遊びに来てく
ださいね^^

勉強会チラシリビング

恩送り~今の私達だから出来る事~

先週末、和歌山工業高等学校の学生さんからお手紙を頂きました。

和歌山工業高校建築科の1年生、先月1月にインターンシップ生として、
うちの事務所に来てくれた彼。

「何故建築科に進学したの?」の質問に「特に建築に興味があったわけじゃ
なくて、学力的に行けそうなところをえらんだだけです」と答えた彼。

届いた手紙には「僕も将来建築関係の仕事になろうかなと思います」と書か
れておりました。

文章的にちょっとおかしいけど、彼なりの気遣いが入った言葉だろうけど。。

うちに来てくれた事がきっかけで、少しでも建築に携わる仕事に興味を持っ
て貰えたんだとすれば嬉しいです。

昨今、人口減少・低価格競争等々、建築業界を取り巻く環境は年々悪化して、
建築に『夢』を持ちにくい時代になってきていると言われていますが、建物
をつくると言う事は人の生活の場をつくり、その建物の集まりが街をつくる。
そんな素敵な事に関われる建築の仕事は時代に関係なく楽しいですし、建築
の有り方や私達の関わり方は変化していくと思いますが、人の生活に建物が
不要になる事は無いと思います。

だからこそ、今この業界で働いている自分達がこの仕事に誇りと夢を持って、
子ども達に憧れて貰える様な仕事をしないといけないですね。

16歳の頃から建築の仕事に携わり、気が付けば40代半ば。
なんとか今でも大好きな建築の仕事で生活出来ているのは、沢山の方に色々
な事を教えて頂いたり、助けて頂いたお陰です。
ほんと「おかげさま」って深い言葉ですね~

そろそろ『ええ歳のオッサン』、自分を磨き続ける事は今まで以上に大切に
していきますが、皆さんに渡して頂いたバトンを次の人たちに渡していかな
いといけないなぁ~、頂いた“恩”を送っていかないといけないなぁ~
なんて事をあらためて考えさせて頂きました。

永く受け継がれる建物を建てる事が、私達の一番の使命ですが、建築は建て
てからが大切ですから、私達の知識や経験、想いを若い仲間に受け継いで行
って貰う事を考えていかないといけないですね。

N君、有難う^^

和歌山工業高校 インターンシップ 手紙

自然素材との付き合い方

 私は住宅でも店舗でも、靴を脱いで上がる床には無垢の
フローリングをお勧めしています。それは足に伝わる感触
が他の素材とはまるで違い、木の持つ何ともいえない柔ら
かさと優しさがあるからです。
床に限らず、直接肌が触れる場所は出来るだけ自然素材で
つくるのが良いと思います。
 中には「無垢のフローリングは反ったり傷付いたりする
し、メンテナンスも大変なんでしょう?」と言われる方も
いらっしゃるのですが、そんな時私は「自然素材は多くの
心地よさを与えてくれます、その分こちらもお返しをしな
いといけないですよね、それがメンテナンスだと思ってく
ださい、人との付き合いと同じで、相手に何かを求めるだ
けでは駄目なんですよ。長所と短所があるのも人と同じで
すよね。あと、使えば使うほど独特の味が出て来るのも無
垢材の魅力ですが、そこも人と深く付き合うことで、最初
の着飾った姿だけでは判らなかった魅力に気付くのと似て
いますよね」とお話します。

 木が反ったり・すいたりするのは呼吸している証拠でも
ありますし、傷が付きやすいのは柔らかいからこそです。
「手の掛かる子ほど可愛い」と言いますが、自然素材の持
つ短所も見方を少し変えてやると大きな魅力になるのでは
ないでしょうか。

 あなたの肌で感じる住まい、素敵だと思いませんか。