「津秦の家」内外装打ち合わせ

昨日「津秦の家」の内外装の打ち合わせ行いました。

上の写真は現場に外壁塗装の現物サンプル(大きさは約90㎝角)を並べたところです。

仕上げ材を決定するときは可能な限り大きな現物サンプルで確認してもらいます。

色決めはまずサンプル帳で候補を10個ぐらい選び、メーカーよりA4サイズの現物見本を取寄せます。

それを現場に並べて最終候補を3~4個選び、上記のような大きな現物サンプルを作成します。

大きなサンプルで確認することで、実際の出来上りがよりリアルに想像でき、イメージが湧きやすくなります。

私は色を決めるときは必ず現地で現物サンプルを並べて確認します。

日蔭と日向で見え方が違いますし、周りの状況で建物の雰囲気も確認できるからです。

内装の和紙も決定し、大工工事も今月でだいたい終わる予定です。

▲和室よりリビングの吹抜けを見る

「堺の家」打ち合わせ

本日「堺の家」の打ち合わせを現地で行いました。

計画案もほぼまとまり、現地で前田さんと縄張りをしてお客様に確認してもらいました。

縄張りとは、建物の外周を実際の現場に縄を張って確認することです。

図面上で見ていると実感がわきにくい敷地の空き寸等も現地で縄張りを行うと具体的な

大きさがわかってイメージしやすくなります。

特に計画している建物の周りの状況(隣接地の建物等)が確認でき、リビングからの眺め

はどうか、道路からどう見えるか等、現地でなければ分らない情報を確認してもらえます。

 

津秦の家 現場打ち合わせ

本日、大工さん現場監督と現場打ち合わせを行いました。

2次元の設計図面では表しきれない納まり等を、工事の進捗状況に応じて現場で打ち合わせを行います。

私は図面を書くとき原寸で作図しているので、設計図面では縮尺1/50で製本していても、現場打ち合わせでは、図面を拡大した縮尺1/10又は1/1の図面で打ち合わせを行います。

特に開口部(窓及び内部建具)廻りの部分では、いろいろな材料等が交錯するところであるため、大きく拡大した図面を見ながら時間をとってじっくり打ち合わせをします。

一般の住宅の内部建具は既製品がほとんどですが、なかなか良いものがない為、私はその家にあった建具をオリジナルで製作しています。

基本的に内部建具は特別な場合でない限り引戸で設計しています。

開いている時と閉めている時のどちらでも美しく見えるように、建具を開閉する時に簡単にできるように等、使用する方が気づき難いところですが、いつも注意しながら設計をしています。

外部建具にはコスト、性能等が高いアルミサッシを使いますが、ただ取り付けるのではなく、外部とのつながりが気持ちいい納まりになるよう、枠廻り等を工夫しています。

今回、リビングのメイン建具1か所は、大きさが既製アルミサッシの製作範囲外であったため木製外部建具をオリジナルで製作します。

現場は、断熱材も入ってこれから枠を取り付け、内装工事が進んでいきます。

 

 

 

 

津秦の家 上棟

本日、「津秦の家」が上棟しました。 おめでとうございます。

長い時間をかけて設計してきたものが、実際のスケールで出来上がってくる上棟の日が

いつも一番感動します。

今まで2次元の設計図面でしか見えていなかったものが、初めて立体(3次元)として現れ、

しかもたった1日で何もなかった土地にいきなり家の骨組みが出来上がるからです。

本日の上棟のために、大工さんは朝7時前から現場に来て、夕方4時30まで休憩もほとん

どとらないで、一生懸命作業を進めてくれました。

天気予報では夕方から雨の予報でしたが、おかげで雨が降る前にルーフィングまで

終了できました。(ルーフィングは屋根の下葺き材で、屋根の仕上げ材から漏れた雨

などの水滴を内部に侵入しないようにするために使用する材料です。)

乾棟梁はじめ大工のみなさん、ありがとうございました。

4月の完成までよろしくお願いします。

 

 

津秦の家 コンクリート打設

津秦の家のコンクリート打設に立ち会ってきました。

コンクリート打設前に検査を行い、確認後にコンクリートの打設を行います。

本日はベースのみ打設します。

明日は雨の予報のため、コンクリート打設後基礎にシートで養生しました。

来週には立ち上がりを打設し、12月24日に上棟の予定です。

津秦の家 配筋検査

津秦の家の配筋検査を行いました。

きれいに組まれていて、配筋も問題ありませんでした。

後日、瑕疵担保の検査も受けます。

私の検査の前に、施工会社の和秋建設さんも検査を行っていますので、

基礎に関しては、トリプルチェックになります。

この後、型枠を設置して、来週にはコンクリートの打設を行います。

事務所で大工さんとも打ち合わせを行い、木材の加工も進めています。

上棟の後すぐにサッシを取り付けるため、サッシ図のチェックも行っていきます。

工事現場のように着々と目に見えて実物が出来上がっていくのとは違い、設計事務所の

仕事はなかなか分かりにくいのですが、見てもらえてないところで日々頑張っています。