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2015年10月24日

横浜のマンションの杭の施工不良

横浜のマンションの杭の施工不良の問題が今大問題になっています。細かい内容はまだ公表されていませんが専門家として不思議に思うことがあります。今ニュースで報道されているのは旭化成建材の施工不良ということで特にその担当者が問題になっていますが本来は元請けの施工会社があって、専門業者に杭工事や他の専門工事を発注しているのですが基本的に元請け施工会社がまず責任を問われるのが普通です。施工会社の担当者が杭工事に関しての立ち会いや書類のチェックをするのが当たり前で下請けに任せきりにすると言うのは本来あってはあらないことです。また普通であれば設計事務所が入っているはずなのでその設計事務所の監理責任も問われるはずです。下請けの工事会社がミスをしても施工会社の担当者や設計事務所がチェックをすることで本来こういうミスは防げるはずなのです。マスコミの報道ではこういうことが一切報道されず偏った報道内容に違和感を感じます。大手ゼネコンの工事でこういうことが起こることは今までは考えられませんでしたがなにか人任せや下請け任せという風潮になってきているのではないかと思います。

私たちがやっているのは木の家ですのでこのマンションの問題は関係ないように見えますが実は木造でも地盤改良工事や杭工事が必要な場合がありますので同じように注意が必要です。地盤は土の中に隠れていますので調査データや実際に杭を施工しているときの機械のトルクなどをチェックして確実に固い地盤まで杭や地盤改良をしなければなりません。私たちの木の家をつくる会では我々設計事務所が監理者として施工の立場とは別に工事監理を行いますので今回のような施工不良が起こらないようなシステムになっています。一人の人間では故意でなくてもミスはおこるものです。それを何人かの人が二重三重にチェックすることでミスを防げるものだと思います。

今回のマンション問題はまだまだ経緯を見守る必要がありますが、本当にマンションを購入された方がお気の毒です。今回の問題は我々も自戒を込めて対応していかなければいけないと思います。

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著:瀧川 嘉彦瀧川建築デザイン事務所


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