2016年11月17日
基礎コンクリートの話
木の家をつくる会の仕事ではないのですが
本日岩出で着工していた 某施設の基礎のコンクリート
打設しました。 朝からコンクリートの現場での試験に
設計者と一緒に立会い, 試験確認後のコンクリート打設の流れ
になりました。
もともと設計基準強度が FC-21(数値が大きいほど強度大)で
品質基準強度が FC-24の指定でしたので温度補正をして
本日の生コンはFC27 スランプ15 骨材20
水セメント比53%でのコンクリートの打設になります。
一般の人にも わかりやすく説明すると
FCはコンクリートの強度で, 数値が高いほど強度が強いです
スランプはコンクリートの柔らかさで, スランプの数値が低いほど
強度が強くなりますが施工の難しさは上がってきます。
水セメント比は, セメントと水の重量比で表しますが数値が低いほど
良いコンクリートになり、中性化するのが遅くなります。
(コンクリートはもともとアルカリ性で 年数をかけて中性化していき強度が落ちていきます)
施設であれ 住宅であれ いつもコンクリートは試験をして
できるだけ 水セメント比を低くして施工するように心がけています
56%以下で打つようにしています。
どんなコンクリートでも見た目は同じなので 強度 スランプ 特に水セメント比は注意です。
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