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2017年6月18日  カテゴリー:ブログ

島根へ勉強会に行ってきました 1

6月の14日水曜日から15日木曜日にかけて 島根県の出雲市まで

町の工務店ネットのセミナーに参加してきました。

電車で行くのは思っている以上に時間がかかるので

車で走っていきました。今回一緒に行く人がいたので(計3名)運転を

交代しながら行けたので 思っていたより楽にいけました。

まず初日は 島根のメンバーの藤原木材産業さんが手掛けた仕事を

3か所見学させていただきました。

まず一件目は 設計/半田雅俊さんの ビオハウスHを見学させてもらいました

一律の規格住宅ではありませんが 構造や断熱に明快なルールを持っていながら

一件一件を丁寧に設計して町工の工務店が全国で建てている家になります。

また地元の木材をふんだんに使った木の家になっています。

今回の建物には空気集熱式ソーラー「びおソーラー」も設置しており

断熱の高性能と合わせて 冬の暖房費を大幅に削減できるようにしてありました。

私の会社でも 現在 半田さんに設計をお願いして ビオハウスHを施工す段取りに

なっているので 興味深く見させていただきました。

その次が 設計・趙海光さんの  現代町家・出雲を見に行きました

コンパクトではありますが ベースの建物にゲヤを組み合わせて

小さいけれど大きく暮らせる家がコンセプトになっています。

そのあと 建築家  故永田昌民さんの家の見学に向かいました

細かい収まり 心地の良い天井の低さ 窓の配置

外の風景の取り込み感などしばし時間を忘れただただ純粋に建築好きな

おじさんに戻らせていただきました。

建築主さんのお話も聞かせていただきましたが 永田さんに設計を依頼した時に

3年待ってくれたらと言われたそうですが。3年間本当に待って設計をお願いしたそうです。

新築の時よりは 年数がたっていますが 古美ていく建物の美しさが

わかる建物でした。

見学会が終了後  宿泊先の 玉造温泉に移動して

明治学院大学の経済学部 教授の服部圭朗さんの講演を聞かせて

いただきました。「これからのまちづくりの課題と可能性」というお題での

お話でした。その話の中で 全国のシャッターが閉まっている商店街の話になった時に

前のプロジェクターに映った商店街が 我が町のぶらくり丁が出てきたのにはびっくりしました

その後 交流会を経て一日目は無事終了しました。




著:前田純(株)和秋建設


2017年6月12日  カテゴリー:イベント情報

紀州材・家づくりフェア開催です

和歌山県が主催の「紀州材・家づくりフェア」に木の家をつくる会も参加します。

7月1日(土)・2日(日)10:00~19:00 ※2日(日)は18:00まで

イオンモールりんくう泉南 2Fイオンホールです。

紀州材のこと・私たちの家づくりを知っていただきたいです

お買い物途中にぜひお立ち寄りください。




著:前田純(株)和秋建設


2017年6月11日  カテゴリー:ブログ

貸家バブルの時代

先週の7日の毎日新聞に気になる記事が載っていました。

地方銀行の個人向けアパートマンションの建設融資額が

過去最大になったそうです。(ここ7年間で8.8兆円から13.8兆円)

都市銀行は減っているみたいですが 合わしても7年間で2.6兆円増えて

総額で22.4兆円のお金をかけて賃貸住宅が全国で建設されている

見たいです。 どうしてこんなところに賃貸住宅が建っているのだろうと思う

ような場所にも私たちが住む和歌山でも見かけることがありますが。

昨年1年間で県の人口が1%減った現状を考え 空き家率も全国3位

の和歌山の今を思い先のことを考えると

建築関係の仕事をしてる人間としては 先の時代で行き詰ってしまうような

気がします。金融機関も貸し出す相手がなかなかないために

安易にそちらの方向に行くのだと思いますが。

空き家増大 15年後には3戸に1戸が空き家になると言われています

人口減少も深刻な問題です。

地方都市である私たちが住む和歌山市ですが

できるだけ 市街化区域内の中心地に人を寄せて 住みやすくまた

住めるように考えていかないと (コンパクトシティ化)していかないと

地自体としても健全運営が行く先できなくなるのではないのかと思ったり

します。かといって何ができるか考えても 一人ではどうすることもできないので

少しずつ声を上げてみんなと中心地の活性化のことも考えて(建築でできることなど)

やっていけたらと思っています。

 




著:前田純(株)和秋建設


2017年6月8日  カテゴリー:ブログ

新規の新築工事の打ち合わせ

木の家をつくる会に来ていただいている お客様から

実際 建てるところの敷地を見に来てほしいとの連絡が

入りました。 現場の構造見学会などに熱心に足を運んで

いただいたお客様です。

設計のスペースデザインの山野さんと 新築の建物を建てるための

敷地のロケーション(まわりの建物や道路の関係)や敷地の高さ(レベル)

を測定させていただきました。また敷地の方位などを調査した後に今後打ち合わせに

入っていくためのたたき台のプラン図作成のために要望や家族構成や

今後建てる家についての要望など聞かせていただきました。

ちょうど高速道路を使って一時間くらいの場所でした。

帰るときに去年の年末に引き渡していた堺の現場も近くだったので

顔を出させていただきました。

問題もなく快適に生活されているとのことで安心しました。

ハジメの一歩で依頼をいただいてからのスタートになります

信頼関係を保ちながら 要望をかなえながら質の高い家を目指せたらと

山野さんと話をしながら和歌山へ戻ってきました。

(岸和田サービスエリアでトイレ休憩です)




著:前田純(株)和秋建設


2017年6月5日  カテゴリー:ブログ

6月の小さな紀州材フェア 無事終了しました。

土日にりんくうイオン泉南店で開催させて頂いた『小さな紀州材フェア』
お陰様で無事終了致しました。

私は2日目の日曜日が担当でした。
週末のイオンは流石の人の多さででしたが、正直前半はその人の多さに
反して足を止めて頂ける方が少なくって。。

でも夕方から多くの人に足を止めて頂き、私たちの話しに熱心に耳を傾けて
頂きました。

お休みの日曜日、ご家族でお出かけの貴重な時間を頂き感謝の気持ちで
一杯です、有難うございました。

参加メンバーの話題はもっぱら、省エネ基準の見直しによる断熱性能の話し。
住み心地、耐久性、コスト、施工性等々、話題は尽きません。
全ては住まい手の為により良いものを提供する為の議論。
意識共有や情報共有が出来るのも会ならではの魅力です。




著:山中 淳想建築工房


2017年6月2日  カテゴリー:ブログ

大工さんの力 (技)

いつも思います。家づくりを進めていくうえで

大工さんの力 (技)がなければ私たちの家づくりは

成立しません。

墨付けをして 手加工をして 現場で棟上げして

内装(造作)工事にかかってからも

造作材を加工したり 削ったりして ドアの枠 窓の額縁

巾木 などを現場で作っていきます。

メーカーの既製品を使えば 現場で加工したりはしなくて

いいのですが 床板を杉の30mmの板で施工する場合などは

その他の材も 杉とかになり 大工さんの手が加わり

匠の技で仕事を進めてくれてます。

納まりなども 設計 施工 大工さんと3者で打ち合わせしながら

確認しながら少しづつ前に進んでいます。

現在の現場ではあまり見なくなった カンナやノミを現場で研いで

刃物キレをよくしたうえで大工さん木材の加工をしてくれます。

その時に、 かんなくずやおがくずなどたくさん出ますが

木材の温かみに触れながら (香りも含め)

大工さんの力(技)に感心しながら、いつも仕事をさせてもらっています。

 




著:前田純(株)和秋建設