前に調査の依頼があってアンケートに答えたことがあったところから
地域の木造住宅関連事業者による連携活動に関する調査報告書
という名の 調査報告書が届きました。
実施したのは 国士舘大学理工学部理工学科建築学系の朝吹研究室です
特に今回 地域の林材業者や工務店、設計者など複数業者が連携して
活動しているグループで、10年以上にわたって継続的に活動している
ところを調査対象にしているそうです。
調査対象のグループ108社にアンケートを出して回答があった答えを
まとめた報告書が今回届いたのです。
長年に渡り活動をしているグループだからこそ見えてくる 活動の過程、
活動の効果、問題点などを明らかにすることが調査の目的だと記述されていました
いろいろな取り組みをしているところもありますが 特定産地の木材の積極的利用という
項目はどのグループも取り組んで100%という割合だったです。
廃止した取り組みの中で、一般ユーザー向けのセミナーの開催の廃止が一番多かった
のには驚きました。広報効果が少ないことや、財政、人員減などが大きな要因であることが
読み取ることができました。 また長く活動していればこそ 活動の難しさがどのグループにも
すくなからずあることがよくわかりました。 しかしいろんなところでいろんなグループが
いろんな問題を抱えてもやり続けていることには 勇気を(力)もらう気持ちになりました。
続けること 継続すること そのことが一番大事なことだと改めて思いました。
著:前田純(株)和秋建設