本日、大工さん現場監督と現場打ち合わせを行いました。
2次元の設計図面では表しきれない納まり等を、工事の進捗状況に応じて現場で打ち合わせを行います。
私は図面を書くとき原寸で作図しているので、設計図面では縮尺1/50で製本していても、現場打ち合わせでは、図面を拡大した縮尺1/10又は1/1の図面で打ち合わせを行います。
特に開口部(窓及び内部建具)廻りの部分では、いろいろな材料等が交錯するところであるため、大きく拡大した図面を見ながら時間をとってじっくり打ち合わせをします。
一般の住宅の内部建具は既製品がほとんどですが、なかなか良いものがない為、私はその家にあった建具をオリジナルで製作しています。
基本的に内部建具は特別な場合でない限り引戸で設計しています。
開いている時と閉めている時のどちらでも美しく見えるように、建具を開閉する時に簡単にできるように等、使用する方が気づき難いところですが、いつも注意しながら設計をしています。
外部建具にはコスト、性能等が高いアルミサッシを使いますが、ただ取り付けるのではなく、外部とのつながりが気持ちいい納まりになるよう、枠廻り等を工夫しています。
今回、リビングのメイン建具1か所は、大きさが既製アルミサッシの製作範囲外であったため木製外部建具をオリジナルで製作します。
現場は、断熱材も入ってこれから枠を取り付け、内装工事が進んでいきます。