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2016年5月21日  カテゴリー:ブログ

地震と建築基準法

熊本の地震が起こってから はや一か月以上たちます。

新聞に載っていた記事ですが 東京のほうの耐震診断の

受付が4月16日~5月16日の一か月の間 昨年同時期の5.4倍

の申し込みがあり 診断を受け付けたとのっていました。

また専門の新聞の中に今回 熊本の地震で2000年以降で新築された

木造住宅で51棟が全壊したとのってありました。

その記事にのっていた大学教授の話ですが(私的な見解という前提)

「建築基準法そのものが倒壊しないぎりぎりのレベルの基準を定める

もので、今回の地震が非常に大きな地震であることを考えれば、法的には

想定内の結果」という見方を示していました。

建築基準法は 中にいる人を 倒壊から守るため基準で決められています。

今の基準で建てているから 震度7の地震が2回きたら

現実に100%倒壊しないのか またそのまま倒壊の危険なしで

住むことができるのか。私自身も一級建築士ですので

これからの建物の提案には 想定外のことが起こりうるという認識で

もっと説明をきっちりさせてもらった上で 今の基準でも こんなことが

またあんなことが起きる可能性があるということを 施主様と共有でき

地震に対して 強い関心と 防災知識もつけてもらいたいと思っています

これから考えて 行くことは 新築の場合制振ユニットの採用の提案

リフォームに関しては 耐震診断 

を受けて 補助金を有効活用して 少しでも耐震性を上げていく必要があると思います

リフォームの場合 新築のように高い 耐震性を確保するのは 難しい場合もありますが

できる範囲でも やっていくことが大切だと思います。

相談等あればいつでも聞かせてもらいますので

和秋建設  木の家をつくる会へ連絡くれればと思います。

今までの耐震改修工事の知識を生かした相談 提案をさせてもらっています。

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筋違いを取り付け中の  耐震改修工事

 




著:前田純(株)和秋建設


2016年5月20日  カテゴリー:イベント情報

紀州材・家づくりフェア開催します

来月になりますが

6月25日 土曜日 9:00~19:00

6月26日 日曜日 9:00~18:00

イオンモール和歌山1F ヒルズコートで

紀州材・家づくりフェア実行委員会の主催で

紀州材家づくりフェアが開催される予定です

新築からリフォームまで 建築家や工務店による

無料相談コーナーも設置されています。

詳細は後日 決まり次お知らせします。

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前回のイオンモール和歌山で開催されたフェアの時の

木の家をつくる会のブースの様子です




著:前田純(株)和秋建設


2016年5月19日  カテゴリー:ブログ

あえてコンパクトに住まうという考え方2

価値感の変化で コンパクトに住まう人が増えてきたという

話は前回書きましたが。

コンパクトにして住んでいる人たちの考え方というのが

みなさん シンプルに生活しているように思います

箱の大きさの制約を受けますので 本当に必要なものを

考えて 取り入れているように思います

また 掃除をする範囲が目配せしながらできると言います

昔から私自身 主婦がきっちり掃除できる 家の最大は45坪

くらいまでと聞いた話もありますが。

小さいほど 掃除がしやすい 置くものがシンプルになる

そして最大の メリットは 家族の距離感が程よくなった

と言われます、狭いだけの家では不満やストレスも溜まりますが

シンプルに設計して 家族が程よい距離感で過ごしながら

思い思いに過ごせる居場所をつくるなりの工夫が必要に

なってくるように思います。

ある種コンパクトに住まう家ほど設計力が問われ

設計の大切さがよりわかる建物になりやすいのかなと思っています。

 

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32坪の平屋の家 夜景がきれいです

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玄関入り口の 木製の格子がアクセントになっています

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南面の光をとりいれ みんなが集える

コンパクトなLDK




著:前田純(株)和秋建設


2016年5月17日  カテゴリー:ブログ

リーフレット制作中です

かねてから 木の家をつくる会で 紀州材フェア等

おこなっている関係で 皆さんに気軽に持って帰って

頂ける リーフレットを制作しようということで。

試作の一号が出来上がりました

中身のチェック 仕上がり等確認して

一定量の部数を 印刷する予定でいます

来月の末にも 紀州材家づくりフェアが和歌山のイオンで

開催予定です また 7月 9月には小さな紀州材フェアを

りんくうのイオンで開催予定になっていますので

それに間に合うように リーフレット制作間に合うように

と思っています。

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著:前田純(株)和秋建設


2016年5月13日  カテゴリー:ブログ

あえてコンパクトに住まうという考え方1

小さな家 たとえばトレーラーの上に小さな家をのせる

小さくて個性的な家に住む価値観

アメリカでは 「Tiny House」小さな家がブームで

日本でもちらほら見受けられるようになってきました

大は小を兼ねる  大きい家は 小さい家兼ねることができる

私も建築をずっとやってきた人間としては どちらかというと

そんなふうに思ってきました。

しかし 現実に子供たちが 就職 大学進学で 家を出るかもしれない

事柄に向き合うこがあったり 「二人とも家から通うことになりましたが」

本当にその時は 嫁さんと二人になったら大きな家いらないし

さびしいなと会話したりもしました。

昔は仕方なく 小さな家になっていたのが現実ですが

ふと考えてみると この間完成した 有功の家 施主様は

あえて小さな家でいいんですとの思いで建築したのを思い出しました

この間 有功の施主様にホームパーティするので来てください

との連絡があり 行ってきた時も この大きさで十分でコンパクトに

建ててよかったと言ってもらいました。

たまたま今 堺で建築中の建物も平屋で22坪の あえて小さな

家を希望した施主様です。

大きい家 イコール 豊かな家 豊かな生活という発想自体

が価値観の変化で変わってきたような気がします

中古住宅を買ってリノベーションする人や

賃貸住宅でも自分らしくカスタマイズして住んだりと

何が豊かで どんな合理性を持ち合わせていて

その先にある何が豊かなのか また本質なのかを

ちょっとわかって 理解できる ようになってきたように思います

(年を取ってきたからのファクターが一番大きいように思いますが)

いろんな価値観の中で 私もあえて小さな家に住む考え方を

自分なりに勉強したいと思っています。

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四角いコンパクトな外観

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1Fは便所 洗面 風呂 そしてLEDという間取りです




著:前田純(株)和秋建設


2016年5月12日  カテゴリー:ブログ

和歌山の人口

和歌山県の人口のことが新聞に載っていました

28年4月で 和歌山県の人口は958,018だそうです

この一年間に 9347人減っているそうです。

ずっとここ数年 7000人くらいの減で来ていたらしいですが

今年は9000人を超えたみたいです これから

毎年1%くらいの人口が減少していき あるところで

止まるとは思いますが (750000人くらいで下げ止まる)

という話も聞いたことがありますが

私が小学生の時は 和歌山市は40万人都市と教わった

記憶が今も残っています 和歌山市も36万人くらいまで

減ってきています。

人口減少を食い止める良い方法があればいいのですが

今の日本では大都市以外 これから人口減少問題が

今まで以上にクローズアップされてくるように思います。

今の私たちにできることがあるとすれば

すんでいる 和歌山を愛し 人, もの, こと, を和歌山という

視点から考えていくことぐらいしかないのかなと思っています。

自分たちの子供の代になった時に この和歌山がどうなっているのか

今の立場で 一生懸命 やっていくしかないのですが。

人口減少問題は思っているより 深刻な問題だなと思います

 

 




著:前田純(株)和秋建設